花粉症の辛い症状の改善にレンコンが絶大な効果がある事が、近年の研究で証明されています。
こう書くとレンコンを食べ物として摂取して内部から作用するのだと思ってしまいがちです。
もちろんそれでも効果があるのですが、すりおろしたレンコン汁を鼻の穴に塗るという意外な使い方で鼻づまりや鼻水といった症状を抑える事もできるのです。

さらに、そのすりおろしたレンコンを有効に使用するレシピもあり、レンコンはまさに花粉症に対する天からの恵みなのです。

マウスを使った実験でレンコン汁の効果を証明

免疫生物学の権威であられる和合治久教授が、マウスに鼻経由で杉花粉エキスを投与して花粉症状態にし、そしてレンコン汁を経口投与して効果があるのか実験を行いました。

まず前段階の実験として、マウスに鼻経由でスギ花粉エキスを10日間連続で投与すると、明らかに花粉症の状態となる事が確認できました。

そして投与したレンコンエキスの作り方は、レンコンを切り刻んだものを蒸留水に入れてグツグツと数分間煮込むというものです。
どのくらいの量の水とレンコンを使うかというと、水とレンコンが5対2です。
水が100ccの場合は、レンコンが40gになります。

実際にヒトが花粉飛散開始時期1週間程前から抗アレルギー剤を飲むのと同様の想定で、まずはマウスに1週間毎日このレンコン煮汁を一定量飲ませました。

その後14日間毎日1回、このレンコン煮汁を飲ませるのと平行して鼻からスギ花粉エキスを投与したのです。
つまり日々花粉を浴びるヒトが毎日薬を飲むのと同様の状態です。

この結果、花粉症の症状を強く抑制する効果がレンコンにある事が判明したのです。

具体的な効果を書くと、血中IgEや脾臓Tリンパ球による「インターロイキン-4」の産生を強く抑制したのです。

インターロイキン-4は肥満細胞(マスト細胞)と深く関わりがあるので、この数を抑えられれば肥満細胞の産生も抑えられる事になります。
肥満細胞は花粉症の症状の原因となるヒスタミンを遊離するものなので、産生が抑制される事は症状軽減に大きな効果があるのです。

ヒトに対する実験

ネズミに対する実験で効果があったので、次は花粉症の症状を持つ人に、前述の水対レンコンが5対2のレンコンエキスを2ヶ月飲んでもらいました。
飲む量は朝に50cc、夕方に50ccの、1日合計100ccです。

対象者は4人だったのですが、全員マウス実験と同様の効果があったのです。

この研究効果をさらに証明するために、花粉が飛散している時期に花粉症の症状を持つ23人を対象に、レンコン煮汁と同様の濃度を持つ錠剤を飲んでもらうという実験を行いました。

結果血中IgEがスタート時期よりも明らかに減少した割合は60%以上にものぼったのです。
対象者は10代から50代の男女だったので、年齢・性別に関係なく効果がある事が証明されたのです。

レンコン汁の作り方

このように効果絶大で副作用一切無しの安全なレンコン汁なので、摂取しない手はありません。

作り方は前述のように水5対レンコン2のみじん切りなのですが、レンコンは以外と高価な上にみじん切りにするのは面倒なものです。
そのような場合は

  • 水対レンコンの比率を5対1にする
  • みじん切りではなく輪切り

という風に妥協しても大丈夫です。

輪切り状態だとみじん切りよりもエキスが出づらいですから、余裕を持って7~8分間沸騰させましょう。
こうして作成したレンコン汁を、1日で2~3回に分けて合計約100cc飲めばOKです。

仕事中はなかなか飲めないでしょうから、朝出勤直前に50ccで帰宅直後に50ccという、12時間間隔が一般的な飲み方になると思います。
レンコンエキスの体内濃度を一定にしておくのが理想ですから、可能な方は8時間おきに3回に分けて飲むとよいです。

作成されたレンコン汁は冷蔵庫に入れておけば3日間くらいは持つものなので、1度に300cc作れば毎日作成する手間から開放されます。

作成されたレンコン汁のみを抽出し、みじん切りや輪切り状態のレンコンはそのまま食べてしまいましょう。

レンコンと水をミキサーに入れてジュースにし、そのまま飲むという手もありますが、沸騰させた方が有効成分がより抽出されるのでおすすめです。

すりおろして鼻に塗るのも効果的

ここまでの紹介では、レンコンが効果を発揮するのは経口で飲用した例のみでした。
しかしレンコンは生体外でもその効果を発揮するのです。

和合教授は、花粉症患者から抹消Tリンパ球を摂取し、レンコンエキスの元でどういう変化があるかを実験しました。
結果、その環境下でもインターロイキン-4の産生を抑える効果があったのです。

つまりレンコンの成分は、生体外でも効果があったのです。
それゆえ、皮膚や粘膜に塗る事でも花粉症の症状軽減の効果が期待できるのです。

沸騰して作成したレンコン煮汁を脱脂綿に染み込ませて、鼻の穴に突っ込んでおけば、鼻づまりや鼻水が治まるでしょう。

さすがに職場でそれは恥ずかしいですし鼻呼吸ができなくて苦しいですから、代替策として綿棒にレンコン汁染み込ませて鼻の穴の中に塗るという方法が考えられます。

100円ショップで売っているような小瓶にレンコン汁を入れて携帯しておき、綿棒で1日に3~4回塗ると行うと効果的です。
これなら仕事場や出先のお手洗いで行う事ができます。

バッグを持たない男性の場合は小瓶の携帯がしづらいでしょうから、そのような場合はあらかじめレンコン汁を染み込ませた綿棒をサランラップで包んで何本か携帯しておけば大丈夫です。

鼻に塗るエキスも理想はレンコン煮汁なのですが、この場合はすりおろして作っても大丈夫です。
作り方は簡単、皮をむいたレンコンをすりおろしてガーゼに包み、そのまま絞ればできあがりです。

これも冷蔵庫に入れておけば3日くらいは十分に持ちます。

すりおろしたレンコンを使用したレシピ

すりおろした後のレンコンを有効に使用するレシピを紹介します。

まずはすりおろしたレンコンと同じくらいの量の小麦粉を加えてよく混ぜます。それを

  • 丸めて煮ればすいとんになります。
  • よく伸ばしてから油をひいたフライパンで焼き、各種調味料で味付けしても香ばしいです。

このようなレシピにより、花粉症の症状のためのみならず、美味しくいただく事もできるのです。
まさに天からの恵みなのです。

確かに薬を飲めば一発で症状は治まります。
しかしそれだと薬によって生かされているという感じがして、果たしてそれでいいのかと思ってしまうものです。

花粉所に悩む方は、是非私と一緒にレンコンで立ち向かいましょう。