砂糖を入れずとも自然に甘い味がするうえにカフェインも含まれていないという、中国由来の素晴らしいお茶「甜茶(てんちゃ)」ですが、実は1週間程の飲用で花粉症にも絶大な効果があるのです。

甜茶の甘みはルブソシドという成分のおかげで、安全な天然成分でほぼノンカロリーという特性から、糖尿病治療をはじめダイエットにも効果的なのです。
しかし近年注目されているのは、そういった安全な甘味料としてよりも、鼻炎をはじめとする花粉症による炎症を鎮めるという効能なのです。

ただし、1点だけ注意点がありまして、それは甜茶の種類の中でも「バラ科」でなくては花粉症に対する効能が望めないという事なのです。

4種類ある甜茶で花粉症に効果があるのはバラ科

実は甜茶というのは中国語で「甘いお茶」を意味する言葉で、特定のお茶を示す固有名詞ではありません。
甜茶を英語に翻訳すると「sweet tea」というふうに翻訳されることもあるくらいですから。

甜茶と言われているお茶は

  1. バラ科の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」
  2. アカネ科の「牛白藤(ぎゅうはくとう)」
  3. ユキノシタ科の「臘蓮繍球(ろうれんしゅうきゅう)」
  4. ブナ科の「多穂柯(たすいか)」

の4種類があるのです。
この中で花粉症に効くのはバラ科の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)だけですので、購入時には注意が必要です。

「バラ科」と明記されていなくても「GODポリフェノール」もしくは「甜茶ポリフェノール」と成分表示されていれば大丈夫です。
この3つのキーワードのいずれかに該当すれば、花粉症に効くお茶という事です。

甜茶が花粉症の症状を抑えるメカニズム

花粉症が発生して、そしてそれを処方薬や市販薬などの抗アレルギー剤で抑えるメカニズムを簡単に説明すると

  1. 肥満細胞(顆粒細胞やマスト細胞とも呼ばれる)が崩壊してヒスタミンを放出する。
  2. 放出されたヒスタミンが鼻の血管を拡張させれば鼻づまりが、粘液線を刺激すれば鼻水が、くしゃみ中枢を刺激すればくしゃみを発生させる。
  3. 抗アレルギー剤は、そういった放出されてしまったヒスタミンが起こす刺激を抑えるように作用し、花粉症の症状が治まる。

というものです。
そしてバラ科甜茶を飲む事でも薬を飲んだ時と同じように花粉症の症状が軽減されるので、「3」と同じ作用をするのかと思いきや、そうではありません。

甜茶に含まれるGODポリフェノール(甜茶ポリフェノール)は、もっと大元に作用するのです。
具体的にいうと、肥満細胞の崩壊を阻止するように作用するのです。
つまり「1」自体を起こさせないので、ヒスタミンの放出が抑えられるのです。

これはマウスに対してGODポリフェノールを投与した実験で証明されているのです。

甜茶は副作用がなくカフェインレス

甜茶はお茶の一種です。日本人が緑茶を好んで飲んできたのと同じように、中国4千年の歴史で飲まれ続けてきたのです。
ほんの数年間や数十年程度の人体実験とは、安全性という点で桁が違います。

花粉症の症状を抑える薬に関してはステロイド系のものも用いられますが、それらは副作用がもれなく付いてきます。
そしてステロイドは段々と効き目が弱くなり、より強力なものを投与しないと効果が出なくなるという特性があります。
そうなると副作用もより強くなってしまうのです。

また、ステロイドの使用まではいかなくとも、抗アレルギー剤を使用するケースもあると思います。
しかし抗アレルギー剤も、一部では長期使用により肝臓への影響が懸念されているものも存在するのです。

それに対して単なるお茶である甜茶には副作用はもちろんありませんし、冒頭でも述べたようにカフェインも含まれていませんので、睡眠障害が発生したりもしません。
それゆえ妊婦の方や子供さんでも安心して飲む事ができます。

甜茶の効果的な飲み方

現在スーパー等で売られている甜茶は、茶葉ではなくほとんどティーバッグになっていると思います。
なので飲む時は、ティーバッグで紅茶を作るのと同じような感じで大丈夫です。
製品に作り方の説明が記述されているので、その通りにすればよいでしょう。

せっかくだから、出がらしになるまで成分を出し切りたいという人は、鍋にてお湯を沸かし、そこに甜茶のティーバッグを入れて3~5分程煮出すとよいでしょう。
特に濃い味が好みの方にオススメです。

どちらの方法にしても、成分の変性を防ぐために使用し終わったティーバッグはお茶から取り出しておきましょう。

どのくらいの量を飲めば花粉症に効果的かというと、甜茶エキスを1日に120ミリグラム程度以上摂取することです。
しかし普通のティーバッグには甜茶エキスの成分量は明記されてませんので、どの程度飲めばよいか判断に迷ってしまうことでしょう。
目安としては、1回に飲む量は200cc程度、そしてそれを8時間おきに飲む、つまり1日に600cc程度取ることになります。

1度に600ccではなく3回に分けて飲む理由は、GODポリフェノール(甜茶ポリフェノール)の血中濃度を、1日中一定の値以上にしておきたいからです。
そうする事によって1日中花粉症の症状を抑える事ができますし、1回くらい飲むのを忘れてしまっても大して症状が悪化したりはしませんので。
もちろん1回で600ccもの水分を飲めないという事もあります。

甜茶エキスが不足する事は避けたいので、多めに飲んだほうがよいでしょう。
一部のビタミンと違い、ポリフェノールは過剰に摂取しても基本的に問題ありませんので、1日に4~5リットルとか飲まない限り、多く飲んでも問題ありませんので。

また、後述する甜茶の飴ならGODポリフェノール含有量が明記されているのでおすすめです。

1週間で効果が現れる

花粉症の薬というのは、だいたいが症状が出たから対処的に飲むものが多いと思います。
アレグラしかり、ザイザルしかり。

それに対して数週間前から投与される抗アレルギー剤というものも存在します。
これは効果が現れるまでに2~4週間程度かかります。
よって花粉症が発生する「であろう」時期の2~4週間前から使用し、花粉の飛散に備えるというものです。

症状が発生してから対処するよりも、それ以前に対処しておく事が望ましいというのは理にかなっているのですが、花粉がいつ飛び始めるか分からないので念のために早めに使用するという人も多いことでしょう。
そうすると症状が出てもいないのに薬を飲んでいるわけでして、あまり気分がいいものではありません。

それに対して甜茶は臨床試験において、1週間以内に何らかの効果が見られた数が全体の半数を超えていて、その即効性も目を見張るものがあります。

そして甜茶も抗アレルギー剤同様に、花粉が飛び始める以前から前もって飲んでおく事が効果的です。
では、花粉症の症状が出るであろう1週間くらいから飲み始めればいいのかというと、それはナンセンスです。
そもそも副作用が無いのですから、別にそのような事を考える必要もなく、余裕をもって1~2月くらいにからボチボチ飲み始めればいいのです。

甜茶には花粉症以外にも

  • 活性酸素除去
  • 緑茶の10倍の消臭効果による口臭防止
  • 骨粗鬆症予防
  • ダイエット効果
  • ミネラルの補充

という素晴らしい効能がありますので、むしろ1年中飲むのが理想なのです。

仕事中でもGODポリフェノールを取る方法

このようにメリットしかない甜茶ですが、さすがに仕事中に気軽に取るというのは難しいでしょう。
そのような場合のために、飴でGODポリフェノールを取る方法もあります。

飴の場合はGODポリフェノールの量が成分表示されている場合が多いので、明確な摂取量が分かり良いと思います。
お茶と同様にバラ科である事を明記してある製品を購入するようにしてください。

前述したように甜茶エキスを取る量の目安は1日に120ミリグラムですので、甜茶アメ1粒に40mg含まれている場合は、1日3個を8時間おきに食べればいいのです。
これなら忙しい方でも十分可能です。

もっとも仕事中に飴を食べる事が許されるケースはあまり多くはないので、やはり水筒とかに入れて持参し、飲む事が現実的ではないでしょうか。
甜茶の温度はホットでもコールドでも大丈夫ですので。