目にも花粉症の症状が発症した場合は、水でよく洗っても根本的な改善が期待できず、どうしても目薬のお世話にならざるをえないでしょう。
なぜなら花粉が付着する事でかゆみが発生しているのではなく、アレルギー性結膜炎で結膜が炎症を起こしているからなのです。

ゆえに目薬をさす事が効果的なのですが、眼科医が施してくれる処方薬ではなく、市販の目薬を購入しようとする人が多いと思われます。
その理由は医者に行くのが面倒だったり、健康自慢の人はそもそも医者に行かない事を誇りに思っていたりするからです。

とはいえやはり処方薬の方が劇的に効くのは確かなので、市販薬よりもおすすめです。
ただしその効果と引き換えといっては何ですが、副作用も多く見られるので、その事について説明いたします。

処方薬と市販薬の違い

処方薬と市販薬の違いは、おおむね下記表のようになります。

  処方薬 市販薬
特徴 患者の症状や体質に合った薬を処方する。
発症している症状を緩和する成分のみを処方する。
万人に対しそれなりの効果を発揮させるため、関連する症状を緩和する成分まで含まれている総合薬となっている。
例えば風邪による発熱を下げる薬には、咳を抑える効果の成分まで含まれている。
メリット 医師が直接患者の容態を診て処方するオーダーメイドなので、薬の種類や量も的確で、市販薬よりも効果が現れやすい。
治したい症状以外の成分を取る必要がない。
複数の症状に対して効果が出るように多くの成分を含んでいるので、一つ一つの成分が少なくて安全。
知識の無い人でも、総合薬を飲んでおけば飲み合わせを気にする必要がない。
防腐剤成分が入っているので長い期間使用できる。
デメリット 効果が高いかわりに副作用の心配がある。
防腐剤成分が入っていないので、使用期間が短い。
効果が弱い。

抗アレルギー点眼薬の副作用

眼科で処方される花粉症への目薬といえば、まずは抗アレルギー剤が成分に含まれるものでしょう。
抗アレルギー剤は、効果は弱めですが副作用が少ないという特徴があります。

抗アレルギー剤の名前及び報告されている副作用は、下記表のようになります。

名称 副作用
インタール 点眼時に一時的ながら目への刺激感
結膜充血
眼瞼炎
クロモフェロン
ザジテン 目がしみる
目への刺激
まぶたのただれ
眠気
リザベン 目の充血、かゆみ
しみたりする刺激感
目の周囲が赤くなる
アレギサール めやに
目のかゆみ
結膜充血
まぶたのただれ
ペミリドン

抗ヒスタミン点眼薬の副作用

抗アレルギー点眼薬も、花粉症に効果的な目薬です。
その名称と報告されている副作用は、下記表のようになります。

名称 副作用
リボスチン 結膜の腫れ、充血
ものもらい
めやに
顔のむくみ
レボカバスチン 目への刺激感
瞼のただれ
むくみ
パタノール 目への刺激感
眼瞼炎
眼瞼浮腫

ステロイド点眼薬の副作用

抗アレルギー点眼薬の効きが弱い場合は、より強い効果のあるステロイド点眼薬を処方されます。
ステロイド処方薬の名称及び報告されている副作用は下記表のようになります。

名称 副作用
フルメトロン アレルギー性結膜炎の症状の悪化
オドメール 続けて使用した時に見えにくくなる

医師の指示に従う事が大事

副作用というのは各個人の体調や健康状態にもよって影響が出るので、一概にここで説明した症状が全ての人に当てはまるわけではありません。

前述したように処方薬はよく効く代わりに、多少なりとも副作用というリスクがあります。
とはいえ何をやるにしてもリスクは付き物ですので、それを心配するあまり絶大な効果を得られないというのも、もったいものがあります。

また、花粉症対策の目薬を処方してもらうのは
花粉症の症状が目に出る前に病院で対策ができるのです
で説明したように、症状が出る事前でも大丈夫なのです。

ですので症状が出る前の時期に余裕を持って病院へといき、何かあったらすぐに駆け込み、医師の指示を仰ぐような体制にしておけば安心ではないでしょうか。