花粉症なのにマスクをしていない人の中には、効果があるのかどうか疑問に思っていたり、実際に付けてはみたものの効果がないから2度と付けなくなったりという人もいらっしゃるでしょう。

ただ、その人達の中には本当に効果を発揮する付け方を知らないまま、マスクという選択肢を捨てた方も多いかもしれません。
念のために効果倍増の正しいマスクの付け方、及びそれにプラスして絶大な効果を発揮するスプレーを紹介したいと思います。

花粉症マスクの正しい上下及び表裏を動画で

何十年も前のただのガーゼマスクと違い、現在の花粉症用マスクは折り返しのひだ(プリーツ)があったり、ワイヤーが入っていたりと、見るからに効果がありそうなものばかりです。
ただ前述したように、その正しい装着方法を知らない方もいらっしゃるのです。

下手すれば上下や表裏さえも間違っている可能性もあります。
パッケージに付け方が書いてあると思うのですが、マスクくらいならそんな説明など見ないでしょうし。

針金が入っている方が上

後ほど動画を紹介しますが、まずは文章で説明します。

まずはマスクの上下から。
ここでいう上下とは、上が鼻の方、下が顎先の方を意味します。
決して表裏の事を言っているわけではありませんのでご注意ください。

プリーツ付きの花粉症用マスクにはワイヤー(針金)が入っているはずです。
そのワイヤーが入っているほうを上、つまり鼻の方にもってくるのが正解です。

その理由は、鼻の形にぴったりフィットさせるようにワイヤーを変形させれば隙間を無くす事ができ、花粉の侵入をより抑える事ができるからです。

ひだが下向きになるのが表

そして次は表裏です。
ここでいう表裏とは、表が外気に触れる側で、裏が口側を意味します。

プリーツ(ひだ)が下向きになる側が、表(外気)側となります。

上下・表裏を間違えず、ワイヤーを鼻にフィットさせたら、ひだをビヨーンと伸ばして顎までしっかりと覆います。
顎というか、喉に近い位置まで覆うのが理想です。そのためにひだがあるのですから。

念のために動画を紹介します。

 1分35秒くらいから、正しいマスクの付け方を丁寧に説明してくださっています。

マスクで6分の1に花粉量が減少する効果がある

このように正しい着用をする事により、吸い込む花粉の量が6分の1にまで減少するという効果があるのです。
3万個のスギ花粉を入れた空間にマスク有り・無しで入り1分間呼吸する、という実験を日本医科大学耳鼻咽喉科が行った結果、この事が判明したのです。

80%以上もの花粉をシャットアウトできれば、ほぼ全ての日においてアレルギー性鼻炎の症状が出ないのではないでしょうか。
近年で花粉量が少なかった年といえば2010年が思い出されますが、私の周りの多くの花粉症患者が「今年は症状が出ない」と言っていた記憶があります。

いくら2010年が花粉飛散慮が少なかったとはいえ、さすがに例年の6分の1もの少なさではありません。
という事は、花粉を吸い込む量をマスクで6分の1に減らせば、理論上は2010年よりも楽な状態で過ごす事も可能なのです。

マスク着用ならではの意外な鼻づまり解消法

このように正しいマスクの付け方をする事により、効果は格段に上がること間違いないでしょう。
さらに加えるなら冒頭で述べたように、マスクにある物をスプレーする事によって鼻の通りをよくすることが可能です。

ハッカ油をマスクに塗る

そのスプレーとはハッカ油なのです。
ハッカ油のスプレーをマスクの内側にシュッとひと吹きして装着すると、凄く鼻の通りがよくなるのです。
スプレータイプでない場合は、1滴~数滴垂らしても大丈夫です。

ハッカ油に含まれるメントールには鼻づまり解消効果があるうえに、炎症を鎮める効果もあるのです。
鼻づまりというのは、鼻の中の「下鼻甲介」が炎症を起こして腫れあがり、気道を完全に塞いでしまっている状態です。
詳しくは
花粉症手術は種類豊富で費用も安い!レーザーやアルゴンで鼻づまりとサラバ
を参照くださいませ。

メントールで炎症の程度が和らげば、鼻づまりも解消されるのです。

アロマでもOK

ハッカ油が体に合わないとか好みではないという人には、代替案としてアロマオイルを塗布してもOKです。
ペパーミントやローズマリーやユーカリといったアロマオイルでも、同様に鼻詰まりを解消する効果が得られます。

このように、ハッカ油やアロマオイルを常時吸い込む事ができるというのは、マスクならではのアイデアなのです。

マスクで鼻頭が見えない事を利用する

さらにプラスして鼻づまり解消効果を産む方法があります。
マスクによって鼻の頭の部分が隠れる事を利用し、その部分に市販の鼻孔拡張テープを張るのです。

ただし1枚あたり数十円するのがもったいないと思う方や、鼻孔拡張テープに効果を実感できない方のために、代替策があります。
それは湿布薬を小さく切って、鼻の頭に貼り付けるとよいでしょう。

整形外科に行った時に、炎症を鎮める湿布薬として、ロキソニンテープというスースーする湿布薬がよく処方されます。
それを鼻の頭に張ると、鼻詰まりに効果があるのです。
それもそのはず、ロキソニンテープには前述のメントールが含まれているのです。

ロキソニンテープは医療用なので処方してもらうしか入手方法はなかったのですが、最近は市販薬としても販売されていて、様々な方法で入手する事が可能です。

起きている時の鼻詰まりはまだいいのですが、寝ている時の鼻づまりは何としてでも避けたいものです。
朝起きた時の口内の乾きと喉の痛みという不快感は、耐え難いものがありますので。

今回紹介したマスクによる技が、花粉症患者に役立つ事を願っています。